共働きなのに家事育児はわたしばっかり。
夫だけずるい!
こんにちは!フルタイムワーママのなおみです。
共働き家庭は家事育児も平等に分担したいところですが、実際は妻ばかりに負担がかかっているというケースは多いですよね。
わが家は夫婦の帰宅時間がほぼ同じなので、平日は家事育児の分担ができているものの、土日の家事はほぼわたし。
子どもたちが起きてきても、夫は昼まで寝ています。
夫ひとりで泊まりがけで遊びに行くことだってあります。
この記事の執筆中にも「金曜日泊まりで飲みに行っていい?」とLINEが!(怒)
それなのに「家事育児に協力的なやさしい夫」と、周囲からの評価がバツグンに高い。
フルタイム共働きで、土日の家事もほぼやってるわたしの方がすごくない?
わたし、一度も褒められたことありませんけど。
以前は「わたしのほうががんばってる、夫だけずるい」と思っていましたが、少し考え方を変えただけで「お互い様」と納得できるようになりました。
この記事ではその方法をお伝えしていきます。
共働きなのに夫だけずるい!なんでわたしだけ?
共働きなのに「夫だけずるい、フェアじゃない」と感じる要因はたくさんあるのですが、
わたし自身の経験や同僚ワーママの話から、5つにまとめてみました。
- 独身のころと変わらず働ける
- 家事・育児をやらなくても許される風潮
- 自由に時間を使える
- 妻ならやって当前のことを、夫がやると褒められる
- 妻は「必ずやらなきゃいけない」のに対し、夫は「できたらやる」
>>解決のヒントを先に知りたい人はこちら。
①独身のころと変わらず働ける
男性は子どもができても働き方を変えず、早朝出勤したり残業したり飲み会にいったり。
自由に仕事ができてずるいですよね。
女性は妊娠・出産があるため、それまでと同じように働くのが難しい。
一般的には育休は妻が取ることが多いですし、
時短勤務になるのも、度重なる子どもの体調不良で仕事を休むのも、職場で肩身が狭くなるのも、
ぜーんぶ妻。
育休復帰後にマミートラックに乗せられ、責任のない仕事しかできないなんてケースも。
なんで女性だけが変化を強要されるの?
実は、わが家では夫に働き方を変えてもらいました。
②家事育児をやらなくても許される風潮
共働きだとしても、夫が家事育児をやらないことが受け入れられている雰囲気って、まだまだありますよね。
激務だから
帰宅が遅いから
家事が苦手だから
生活費を多く入れてるから
疲れてるから
こんな理由で、家事育児をやらなくても「しょうがない」と許されがち。
わたしは、夫が土日に家事をしないことを友人にグチったら
「平日やってもらえるだけマシなんだからありがたいよ」
なんて言われたこともありました。
え?共働きなのに、夫が家事をしたら「ありがたい」の?
世間的に許されてるから、家事育児を「手伝う」意識が抜けないし、「手伝い」だから家事レベルも低いまま。
③自由に時間を使える
わたしは子育てのために自分の楽しみはセーブするのに対し、
夫は平気で飲み会や遊びの予定を入れたりします。
友人と飲みに行ったらだいたい朝帰り。
わたしが第2子妊娠中でフルタイムで働いてるときですら夫が朝帰りしてたのは、今でも根に持ってる!
夫は「キミも遊んできていいよ」などと言いますが、
わたしが出かけようとしても子育て中の友人とはなかなか予定が合わず、できたとしても数時間のランチ程度。
それに出かけたら出かけたで、
子どもがウ◯チ3回するし、2時間泣きっぱなしだし、タンスから服を全部放り出すし、すごかったよ。家の中だけで5,000歩も歩いちゃったよ。オレってすごく動いてるでしょ?それだけ大変だったんだよ。全然家事を片付ける時間がなかったよ〜ペラペラペラ・・・
などと帰宅後の「大変さアピール」がウザい(笑)
④妻ならやって当前のことを、夫がやると褒められる
女性が働きながら家事育児をするのは、もやは当たり前の世の中。
仕事と家事の両立はめちゃくちゃ大変なのに、誰からも褒められません。
むしろ仕事で成果を出すのが難しかったり、保育園の持ち物を忘れたりで、注意されることのほうが多い😓
それなのに男性はちょっと家事育児をしただけで、世間から「協力的な旦那」「イクメン」などと評価されます。
共働きなんだから当たり前だっつーの。
わたしは友人によくこんなことを言われます。
なおみの旦那って、お酒もタバコもギャンブルも女遊びもしないし、家事育児も協力的で、本当いい旦那だよね〜。
・・・・・
いや、私だってお酒もタバコもギャンブルも男遊びもしないし、フルタイム正社員で働きながら家事育児やってます。
でもそれで褒められたことなんて一度もないんですが。
現在わたしは一家の大黒柱ですが、それでも褒められない…
⑤妻は「必ずやらなきゃいけない」のに対し、夫は「できたらやる」
共働きの不公平感ってコレに集約されてるのではないでしょうか。
男性がやる家事育児って、会社での仕事が一通り終わって、食事もお風呂もすませて、
その後の時間で「余裕があればやる、できたらやる」なんですよ。
自分のことをまずは終わらせて、余剰時間でやるみたいな。
それに対して、妻は自分の都合なんておかまいなしで「必ずやらないきゃいけない」からしんどいんです。
お迎え時間がきたら、仕事が山積みでも帰らなきゃいけない。
保育園からの呼び出しコールがあれば、仕事が終わってなくても何がなんでも子どもを迎えに行かなきゃいけない。
帰宅したら子どもの世話や家事をしなきゃいけない。
仕事だって溜まってるし体調が悪いときだってあるのに、自分の優先順位を下げざるを得ない。
生理やPMSでしんどいときも関係なし…
それなのに、夫は仕事や自身のことを優先しているのがずるいと感じてしまいます。
【解決策】共働きなのに夫だけずるい。ラクになるための3つのヒント
共働きなのに自分だけ家事育児の負担が大きいように感じて、
「わたしのほうががんばっている」
「夫だけ自由でずるい」
そんな不満がどんどん溜まっていきました。
夫のことが嫌いになりそうでつらかった。
でも考え方を変えたら、気持ちがかなりラクになったんです。
今では納得感を持って生活できているので、そのヒントをお伝えします。
- 夫婦平等はムリでも「公平」にはできる
- 妻ならではのメリットもある
- 気分でサボることもできる
夫婦平等はムリでも「公平」にはできる
夫婦の帰宅時間が同じでない限り、家事や育児を「平等」に分担することは難しいですよね。
しかし、平等はムリでも「公平」にはできると思います。
「公平」とは、男女の性差や特性を理解して、お互いに補完しあい、偏りがない状態です。
平等
- 生活費の分担、家事育児の分担を夫婦ともにまったく同じにする
公平
- 夫が生活費を多めに出し、妻が家事を多めに負担する
- 育児は平日は妻がメイン、土日は夫がメイン
夫婦間では「平等」よりも「公平」を求めるほうが近道ではないでしょうか。
では「夫婦公平」と感じるにはどうしたら?
- 生活費の負担割合
- おこづかいの金額
- 家事育児の分担割合
- 自由になる時間の割合
このあたりを見直して、自分が「公平」と思える着地点を探します。
その人や家庭にとって着地点が異なるので、お互いが公平感をもてる割合を話し合ってみては。
わたしの場合は、ひとりの時間が絶対ほしいタイプ。
だから自分の時間が多めに確保できたら、公平感を持つことができます。
土日は夫が寝ている間にさっさと家事を終わらせて、数時間でもひとりで出かけるようにしています。
誕生日やクリスマスなどのプレゼントを奮発してもらえたら、多少の不公平は水に流すよ(笑)
妻ならではのメリットもある
ついつい「夫はずるい」と思ってしまいますが、逆に妻のメリットは何かを考えてみました。
物事は表裏一体。
妻だからこそ優遇されていることもあるんです。
- 産休育休が取れ、1〜3年間育児に専念できる
- 時短勤務ができる
- 子育て中は仕事量を配慮してもらえる
- 子どもの体調不良による早退や休みも許される
- 出世レースに巻き込まれずにすむ
- 子育て中に年収が下がっても、社会的ステータスに影響しない
- パート・フリーランス・専業主婦という選択肢がある
ざっと挙げただけでもこんなに出てきました。
ということは、
仕事を定時までにおわらせて、家事育児さえやっておけば、年収が低くても許される。
共働きだから、家事育児が手抜きでも誰からも文句を言われない。
子どものいちばんかわいい時期をいっしょに過ごせる。
楽勝じゃん。イエーイ!
という考え方もできますね。
妻の既得権益に焦点を当ててみると、意外と悪くないかも…
逆に夫から「ずるい」と思われてるんじゃないかな。
気分でサボることもできる
会社での仕事はサボるなんて許されませんが、家事育児は自分次第でサボることができます。
家事育児を妻がメインでやっているなら、サボる権限は妻にあり。
- 時短家電を導入する
- 夕食はレトルトやお惣菜
- 絵本を読む代わりにYouTubeの絵本動画
- 散らかっていても気にしない
「がんばるか、サボるか」を選ぶ自由と権利がある!
わたしが最近やみつきになったサボりは冷凍宅配弁当です。
冷凍庫にストックしておいて、今日はラクするぞ!と決めた日に使っています。
夕食の準備と片付けがないだけで、時間の余裕が全然ちがいます!
子どもたちにもおおらかに接することができます。
まとめ 夫をずるいと感じたら、妻ならではの特権に焦点を当ててみよう
「共働きなのに夫だけずるい」と感じる原因と、その解決策を紹介しました。
解決策
- 夫婦平等はムリでも「公平」にはできる
- 妻ならではのメリットもある
- 気分でサボることもできる
「夫だけずるい」と感じてしまうときは、自分が被っているデメリットばかりに目が行きがちですよね。
そんなときは、夫に変わってもらうのではなく自分の視点や考え方を変えるほうが手っ取り早いですよ。
妻ならではのメリットもたくさんあるので、どこに焦点を当てるかで見える世界が全然変わってきます。
もしかして夫も「妻だけずるい」と感じているかもしれませんね。
仕事と違って、家事育児はサボれる!と割り切って、少しでもラクに共働き生活を乗り切っていきましょう!